iPhoneの通信速度が遅い原因は?通信制限なしでも遅いときの対処法

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Webページがなかなか開かない、SNSの画像が表示されない、動画が途中で止まる。iPhoneの通信速度が遅いと、調べものや連絡だけでも時間がかかり、困ってしまいますよね。

通信速度が遅くなる原因は、データ容量を使い切ったことによる速度制限だけではありません。回線の混雑、電波の届きにくさ、Wi-Fiルーターの不調、アプリ側の問題などでも、読み込みに時間がかかります。データ残量が十分にある場合や、アンテナがすべて立っている場合も同じです。

この記事では、通信制限がないのにiPhoneのネットが遅いときの原因を、モバイル通信・Wi-Fi・アプリに分けて解説します。設定を大きく変更する前に、今の症状に合った確認方法から試していきましょう。

※設定項目の名称や表示位置は、iOSのバージョン、機種、契約している通信事業者によって異なります。

iPhoneの通信速度が遅いときは、まず「どこで遅くなるか」を確認

原因を見つける近道は、同じiPhoneで接続方法や開くページを変えてみることです。「ネットにつなぐときだけ遅い」のか、「iPhoneの操作自体が重い」のかも確認すると、必要な対処を絞れます。

Wi-Fiとモバイル通信で同じページを開いてみる

まずは自宅などの信頼できるWi-Fiに接続して、普段使うWebページを開きます。続いて「設定」>「Wi-Fi」でWi-Fiをオフにし、4G・LTE・5Gなどのモバイル通信で同じページを開いてください。

さらに別のWebサイトやアプリでも試し、特定のサービスだけが遅いのかを確認します。モバイル通信での確認には契約中のデータ容量を使うため、動画を長時間再生する必要はありません。

通信が遅くなる場面と、最初に確認すること
症状 考えられる原因 最初の確認
Wi-Fiでは速いが、外出先では遅い 携帯回線の混雑、電波状況、速度制限 別の場所でも遅いか、データ残量があるかを確認する
モバイル通信では速いが、自宅のWi-Fiでは遅い ルーター、Wi-Fiの電波、固定回線の問題 ルーターの近くで試し、ほかの端末とも比較する
昼休みや帰宅時間帯だけ遅い 利用者の集中による回線の混雑 同じ場所で時間を変えて比較する
特定のアプリやサイトだけ遅い サービス側の混雑・障害、アプリの不具合 ほかのサービスは正常か、公式の障害案内がないかを確認する
Wi-Fiでもモバイル通信でも、自分のiPhoneだけ遅い iPhoneの設定、VPN、ソフトウェア、本体の問題 再起動し、設定変更やアプリ導入の直後ではないかを振り返る
文字入力や画面の切り替えも遅い 通信以外の、iPhone本体の動作の問題 本体の空き容量や温度、動作状態を確認する

この表は原因を絞るための目安です。たとえば、Wi-Fiで自分のiPhoneだけが遅くても、本体の故障とは限りません。接続している周波数帯や端末ごとの設定が違う場合もあります。

保存済みの写真や文字入力も遅いなら、本体の動作を確認

本体に保存済みの写真を開く、設定画面を切り替えるといった、通信を必要としない操作でも遅い場合は、通信速度だけの問題ではない可能性があります。なお、iCloudにのみ保存されている写真は表示時にダウンロードが必要なため、この確認には向いていません。

操作全体が重い場合の確認方法は、iPhoneの動作が重いときの対処法で詳しく紹介しています。

通信制限がないのにiPhoneの通信速度が遅くなる原因

データ残量があるのに遅い場合は、通信できる場所や時間、接続先の状況に注目しましょう。契約上の速度制限がなくても、実際に出る速度は常に一定ではありません。

駅や商業施設、昼休みなどで回線が混雑している

駅、イベント会場、大型商業施設などでは、同じエリアで通信する人が増え、画像や動画を読み込みにくくなることがあります。昼休みや通勤時間帯だけ遅い場合も、回線の混雑が原因の一つです。

アンテナの本数は通信速度そのものを示しているわけではありません。電波を受信できていても、その先のネットワークが混み合っていれば待ち時間が生じます。場所や時間を変えると改善するなら、iPhoneの設定変更よりも、混雑を避けることが有効です。

建物の奥や地下などで電波が届きにくい

地下、建物の奥、周囲を高い建物に囲まれた場所などでは、電波が届きにくくなることがあります。電車や車での移動中は、接続する基地局が切り替わる影響も受けます。

屋内なら窓際へ移動し、移動中なら安全な場所で立ち止まってから再度試してください。「この部屋だけ」「この駅の周辺だけ」と場所が限られる場合は、端末の故障と決めつけず、利用エリアの問題を先に確認しましょう。

5Gの表示があっても、接続状態が安定していない

5Gは高速通信に対応していますが、画面に「5G」と表示されていれば常に4Gより速くなるわけではありません。利用場所、混雑、通信事業者のネットワーク構成によって体感速度は変わります。

Appleも、5Gアイコンは通信事業者のネットワーク構成に基づいて表示され、まれに5Gを利用できない場合にも表示されると案内しています。5Gのときだけ読み込みが止まる場合は、後述する方法で一時的に4G・LTEへ切り替え、違いを確認できます。

データ残量や契約条件の確認が必要な場合もある

「速度制限の通知が来ていないから、制限されていないはず」とは判断できません。通知の条件や受け取り方は通信事業者・契約・設定によって異なり、通知を見落としている場合もあります。

契約先の公式アプリや会員ページで、データ残量と速度制限の有無を確認してください。容量に余裕があっても、プランごとの通信制御や低速通信への切り替え設定が影響することがあります。

iPhoneの「設定」>「モバイル通信」に表示される使用量は、集計期間も確認する必要があります。契約上の残量や制限状況の確認には、通信事業者の表示を優先しましょう。速度制限が確認できた場合の解除方法は、iPhoneの速度制限を解除する方法をご覧ください。

モバイル通信が遅いときに試したい対処法

外出先の4G・5Gで遅くなる場合は、契約先の障害・メンテナンス情報を確認したうえで、次の順に試してください。一つ試すごとに同じページを開き直すと、どの操作で改善したのかがわかります。

機内モードを15秒以上オンにしてからオフにする

通信が急に遅くなったときは、モバイル通信ネットワークへ接続し直すことで改善する場合があります。

  1. 【1】「設定」を開き、「機内モード」をオンにします。
  2. 【2】15秒以上待ってから、機内モードをオフにします。
  3. 【3】4G・LTE・5Gなどの表示が戻ったら、読み込みを確認します。

機内モード中は通常の携帯電話回線での通話や通信ができなくなるため、通話中には行わないでください。改善しない場合は、iPhoneの電源をいったん切り、再び入れてみましょう。操作できる状態なら、通常の再起動で構いません。

5Gで不安定なときは、4G・LTEと比較する

5G対応機種と契約を利用している場合は、「設定」>「モバイル通信」から、使用中の回線または「通信のオプション」を開き、「音声通話とデータ」を確認します。環境によって「モバイルデータ通信のオプション」などの名称で表示されます。

「5Gオート」「5Gオン」「4G」または「LTE」などが選べる場合は、いったん4G・LTEに変更し、同じ場所・同じページで比較してください。改善するなら、その場所では4Gのほうが安定している可能性があります。

これは接続状態を比較するための方法で、4Gへの固定が常に最適という意味ではありません。確認後は元の設定へ戻すか、利用環境に合う設定を選びましょう。選択肢が表示されない場合は、無理に変更する必要はありません。

キャリア設定とiOSのアップデートを確認する

キャリア設定は、携帯電話ネットワークへの接続に関わる設定です。通信事業者から更新が提供されているときは、適用することで接続状況などの改善につながる場合があります。

  • 【1】キャリア設定:インターネットに接続した状態で「設定」>「一般」>「情報」を開き、更新の案内が出たら画面に従います。
  • 【2】iOS:「設定」>「一般」>「ソフトウェアアップデート」で、その機種に提供されている更新を確認します。

iOSの更新は、バックアップを取り、安定した通信環境と十分な電源を確保して行ってください。SIMやeSIMを変更した直後から遅い場合は、契約先が案内する初期設定も確認しましょう。

VPNや通信に関わるアプリを見直す

VPNやセキュリティアプリは、通信経路や接続の制御に関わります。導入・更新した直後から遅い場合は、そのアプリの不具合や設定が関係している可能性があります。

個人で設定したVPNなら、信頼できる回線で一時的に接続を解除し、読み込みの変化を確認します。改善した場合は、アプリの更新情報や提供元の案内を確認してください。会社・学校が管理するVPNや構成プロファイルは自分で削除せず、管理者に相談しましょう。

Wi-Fiにつながっているのに遅いときの対処法

Wi-Fiマークが表示されていても、ルーターから先のインターネット接続が快適とは限りません。モバイル通信では問題がない場合、まずはWi-Fiの電波とルーター、固定回線の順に確認しましょう。

ルーターに近づき、別の端末でも確認する

ルーターの近くで改善する場合は、距離や壁などの影響が考えられます。ルーターを棚の奥や床に近い場所に置いている場合は、設置場所を見直す余地があります。

家族のスマートフォンやパソコンも同じWi-Fiで遅いなら、ルーターや固定回線側の問題を疑います。反対に、自分のiPhoneだけで起こる場合は、別のWi-Fiでも再現するかを確認してください。

Wi-Fiだけの状態を確かめたいときは、「設定」>「モバイル通信」でモバイルデータ通信を一時的にオフにすると、携帯回線による補助を除いて比較できます。確認後は元に戻しましょう。

利用場所に合うWi-Fiの周波数帯を試す

ルーターとiPhoneが複数の周波数帯に対応し、接続先を選べる場合は、別の周波数帯を試す方法もあります。数字が大きいほど、どこでも快適になるというものではありません。

Wi-Fiの周波数帯と、試す場面の目安
周波数帯 特徴 試したい場面
2.4GHz帯 比較的遠くまで届きやすい一方、家電や周辺機器との電波干渉を受けやすい ルーターと離れた部屋や、壁を挟む場所
5GHz帯 2.4GHz帯より周辺機器との干渉を避けやすい一方、壁や距離の影響を受けやすい ルーターの近くで、2.4GHz帯の通信が不安定なとき
6GHz帯 対応機器同士で利用でき、混雑や干渉を避けやすい一方、距離や障害物に弱い 対応するiPhoneとルーターを近い距離で使うとき

Wi-Fiの「5GHz」と、携帯電話回線の「5G」は別のものです。接続先の名前や切り替え方はルーターによって異なり、同じネットワーク名のまま自動で切り替える製品もあります。

参考:バッファロー「Wi-Fiルーターの周波数帯の違いについて」(https://www.buffalo.jp/support/faq/detail/15959.html)

ルーターを再起動し、回線側の障害情報を確認する

複数の端末で遅い場合は、メーカーの案内に従ってルーターや回線終端装置を再起動します。電源を切る順番や待ち時間は機器構成によって異なるため、説明書や契約先の案内を確認してください。

「再起動」と「初期化」は別の操作です。本体のRESETボタンなどで初期化すると、接続設定のやり直しが必要になることがあります。通信速度の確認段階で、むやみに初期化しないようにしましょう。

再起動後も家中の端末が遅い場合や、毎晩同じ時間に遅くなる場合は、固定回線の障害情報を確認し、回線事業者やプロバイダーへ相談してください。

通信速度を測るときは「数値」と「実際の使い心地」を比較

速度測定は、感覚だけではわかりにくい変化を確認するのに役立ちます。ただし、一度の測定値で故障や回線の良し悪しを決めるのではなく、接続方法を変えたときの差を見ましょう。

下り・上り・応答時間では、わかることが違う

速度測定で確認したい項目
項目 意味 影響しやすい操作
下り・ダウンロード データを受信する速さ。一般にMbpsで表示される 動画視聴、画像表示、アプリのダウンロード
上り・アップロード データを送信する速さ。一般にMbpsで表示される 動画投稿、写真の送信、オンライン会議での映像送信
応答時間・レイテンシ 通信の応答にかかる時間。一般にmsで表示され、小さいほど遅延が少ない オンラインゲーム、会話の応答、ページ表示の開始

動画を見られるのに送信だけ進まない場合は、下りではなく上りに問題があるかもしれません。また、下りの数値が高くても、応答時間が長かったり接続が途切れたりすると、快適に使えないことがあります。

何Mbpsあればよいかは、使うサービスと画質によって変わる

たとえばNetflixは、安定した接続速度として720pで3Mbps以上、1080pで5Mbps以上、4Kで15Mbps以上を推奨しています。これはNetflixの視聴条件の目安であり、iPhoneのすべての操作や、ほかの動画サービスに共通する基準ではありません。

高い測定値を目指すだけでなく、普段使う画質で動画が止まらないか、必要な写真を送れるかなど、困っている操作が改善したかを確認してください。

参考:Netflix「推奨インターネット接続速度」(https://help.netflix.com/ja/node/306)

同じ場所・同じ測定サービスで比較する

測定には、Netflixが案内している「FAST.com(https://fast.com/ja/)」などを利用できます。比較するときは同じサービスを使い、大きなダウンロードや動画再生を止めてから測りましょう。

  1. 遅くなる場所と時間、Wi-Fi・4G・5Gのどれを使っているかを記録します。
  2. その状態で測定し、数値を控えます。
  3. 接続先や設定を一つだけ変えて、再度測定します。
  4. 実際に困っていたページやアプリでも改善したかを確認します。

速度測定そのものにもデータ通信を使います。モバイル通信で何度も測るとデータ容量を消費するため、必要な比較にとどめましょう。

特定のアプリだけ遅い場合と、どの回線でも遅い場合の対処

場所や回線を変えても改善しない場合は、問題が起きるアプリの範囲を確認します。アプリ一つの問題であれば、iPhone全体の設定をリセットする前に、そのアプリから見直しましょう。

一つのアプリやサイトだけなら、更新・障害情報を確認する

ほかのサイトが正常に開くなら、遅いサイト側でアクセスが集中していたり、そのサービスに障害が起きていたりする可能性があります。公式のお知らせを確認し、時間を置いて再度試してください。

特定のアプリだけ反応が悪いときは、そのアプリを終了して開き直し、App Storeで更新が提供されていないかを確認します。すべてのアプリを毎回強制終了する必要はありません。

Safariだけで問題が続く場合は、履歴やWebサイトデータの消去が役立つこともあります。ただし、サイトからログアウトされるなどの影響があるため、先に別のサイトでも症状が出るかを確認し、必要なログイン情報を用意してから行いましょう。

ネットワーク設定のリセットは、ほかの確認で直らないときに行う

複数の回線・アプリで不調が続き、再起動やアップデートなどでも改善しない場合は、ネットワーク設定のリセットを検討できます。

操作は「設定」>「一般」>「転送またはiPhoneをリセット」>「リセット」>「ネットワーク設定をリセット」です。

写真やアプリなどのコンテンツを消去する操作ではありませんが、保存済みのWi-Fi接続情報やパスワード、モバイル通信に関する設定などがリセットされます。VPN・APNへの影響は設定方法によって異なり、構成プロファイルや管理機能で設定された内容は扱いが異なります。

実行前にWi-Fiのパスワードと契約先の設定方法を確認してください。会社・学校の端末は管理者へ相談しましょう。「すべてのコンテンツと設定を消去」やeSIMの削除を選ぶ必要はありません。

通信量を抑えながら使うために見直したい設定

通信が遅いときは、必要なデータ量を減らすと使いやすくなる場合があります。ただし、通信量を節約する設定と、回線自体を高速にすることは別です。使いたい機能まで止めないよう、必要な範囲で調整しましょう。

動画は「高画質」への固定を見直す

動画だけが止まる場合は、画質を下げることで再生しやすくなることがあります。YouTubeでは、動画の設定から「画質」を開き、「自動」や「データセーバー」を選べます。

モバイル通信で使う画質をまとめて変更したい場合は、アプリの設定にある「動画の画質設定」を確認してください。音楽や動画のオフライン再生に対応するサービスなら、契約条件や利用規約に従い、Wi-Fi環境で事前にダウンロードしておく方法もあります。

省データモードと、アプリごとの通信量を確認する

省データモードは、バックグラウンドでの通信や自動ダウンロードなどを抑える機能です。通信容量を節約したい場合には役立ちますが、写真の同期や自動更新が一時停止することもあります。

「設定」>「モバイル通信」から使用中の回線の設定を開き、「データモード」または「省データモード」を確認します。「写真が更新されない」といった症状では、このモードの影響も考えられますが、オフにすれば必ず回線速度が上がるわけではありません。

同じ「モバイル通信」画面では、アプリごとの通信量も確認できます。外出先で使わないアプリはモバイルデータ通信をオフにできますが、そのアプリはWi-Fiがない場所で通信できなくなる点に注意してください。

「接続アシスト」とテザリングの違いを知っておく

Appleの現行案内では、従来の「Wi-Fiアシスト」に代わる機能として「接続アシスト」が用意されています。Wi-Fiの接続が不安定なときにモバイルデータ通信も利用して、接続を補助する機能です。

「接続アシスト」がある環境では「設定」>「Wi-Fi」から確認できます。以前のiOSなどで「Wi-Fiアシスト」が表示される環境では、「設定」>「モバイル通信」内を確認してください。利用するとモバイルデータ通信量が増えることがあります。

一方、テザリングは、iPhoneのモバイル通信をパソコンなどの別の端末と共有する「インターネット共有」です。接続アシストとは別の機能で、接続したパソコンの更新などによって通信量が増える場合があります。用途に合わせて管理しましょう。

参考:Apple「接続アシストについて」(https://support.apple.com/ja-jp/127686)

改善しないときは、症状に合った窓口へ相談する

設定を確認しても遅いままなら、一人で操作を繰り返さず、ここまでにわかった状況を相談先へ伝えましょう。「いつ・どこで・どの接続方法で遅いか」がわかると、次に調べる範囲を絞りやすくなります。

症状別の相談先
確認できた状況 相談先 伝えておきたいこと
Wi-Fiでは正常だが、複数の場所でモバイル通信が遅い 契約中の携帯電話会社 発生場所・時間、データ残量、4Gと5Gの違い
自宅のWi-Fiで複数の端末が遅い 固定回線の事業者、プロバイダー、ルーターのメーカー 使っている機器、再起動の結果、時間帯による変化
一つのアプリやサイトだけ遅い アプリ・サービスの提供元 アプリのバージョン、表示されるエラー、ほかのサービスの状況
複数の回線で自分のiPhoneだけ不調が続く、落下後から症状が出た Appleサポート、症状に対応する修理店 落下・水濡れの有無、試した操作、通信以外の不具合

遅いという症状だけで、アンテナなどの部品の故障とは断定できません。通信会社側の確認を済ませても改善しない場合や、Wi-Fiをオンにできない、落下後から不調が続くといった場合は、本体の点検も検討しましょう。

なお、「圏外」「検索中」と表示され、そもそも携帯回線に接続できていない場合は、iPhoneの「検索中」が消えないときの対処法も参考にしてください。

iPhoneの通信速度が遅いときによくある質問

ここでは、設定を見直す際に迷いやすい点を補足します。通信量、端末の空き容量、回線の速度はそれぞれ異なるため、症状に合う対処を選ぶことが大切です。

Q. データ使い放題のプランでも通信速度は遅くなりますか?

はい。使い放題のプランでも、電波状況や回線の混雑によって遅くなることがあります。また、一定の条件で通信を制御する場合や、テザリングなどに別の上限がある場合もあります。契約先のプラン説明と通信制御の条件を確認してください。

Q. 写真やアプリを削除すると通信速度は上がりますか?

本体の保存容量を空けても、携帯回線の混雑や契約上の速度制限を解消できるわけではありません。ただし、空き容量不足でiPhone全体の動作が遅くなっている場合には、整理によって操作しやすくなる可能性があります。大切な写真を削除する前に、通信だけが遅いのかを確認しましょう。

Q. 電話は普通にできるのに、インターネットだけ遅いのはなぜですか?

通常の電話が使えても、データ通信の速度や契約条件に問題がないとは限りません。まずデータ残量や制限状況、モバイルデータ通信の設定を確認してください。なお、LINEなどのアプリ通話はインターネット通信を使うため、通常の電話とは確認する条件が異なります。

Q. 新しいiPhoneに買い替えれば速くなりますか?

対応する通信方式や本体性能の違いで改善する場合はありますが、混雑した回線や不調なルーターが原因なら、買い替えても同じ症状が出る可能性があります。先に別の場所・回線で比較し、今のiPhoneに原因があるかを確認してから判断しましょう。

まとめ|iPhoneの通信が遅いときは原因を分けて確認しよう

iPhoneの通信速度が遅いときは、まずWi-Fiとモバイル通信で違いがあるか、特定のアプリだけで起きるかを確認しましょう。通信制限がなくても、電波や回線の混雑によって遅くなることはあります。

機内モードの切り替えや再起動から試し、必要に応じて5Gの設定、ルーター、キャリア設定を見直してください。原因がわからないまま、初期化や買い替えを急ぐ必要はありません。

回線や設定を確認しても不調が続くと、「このまま使って大丈夫だろうか」「大切なデータは残せるだろうか」と心配になりますよね。落下後から調子が悪い、通信以外にも不具合があるなど、本体の故障が気になる場合は、iPhone修理アイサポへご相談ください。

アイサポでは、データをそのまま残す部品交換修理を行っています。お使いの機種と症状をお伝えいただき、修理対応の可否をご確認ください。故障状態によって対応が異なるため、操作できるうちにバックアップを取っておくと安心です。

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