「iPhoneのホームボタンが陥没して戻らない」「凹んだまま押せない」「自分で元に戻せる?」と困っていませんか。
ボタンの位置が以前より下がり、凹んだまま戻らない場合は、無理に押したり引っ張ったりせず、点検・修理を相談してください。一方、iPhone 7・8シリーズやiPhone SE(第2・第3世代)は、ボタン自体が沈み込む構造ではなく、押した感触がなくなって「陥没した」と感じる場合もあります。
この記事では、実際の陥没と反応・振動の不具合の違い、自分で確認できる範囲、代用操作、修理の目安を解説します。
目次
iPhoneのホームボタンは本当に陥没している?機種と状態を確認
最初に、ボタンの位置が実際に変わったのか、押した感触がなくなっただけなのかを確認しましょう。ホームボタンの構造は、次のように機種によって異なります。
| 機種 | ホームボタンの構造と確認点 |
|---|---|
| iPhone 6s以前、iPhone SE(第1世代) | 物理的に押し込むボタンです。押し込んだまま戻らない、斜めに傾いているなどの場合は、部品の変形や損傷などが疑われます。 |
| iPhone 7・8シリーズ、iPhone SE(第2・第3世代) | 内部の「Taptic Engine」の振動で押した感触を伝えます。正常な状態ではボタン自体が沈み込まないため、感触がないことと物理的な陥没を分けて確認します。 |
振動式の機種では、電源が切れていると押した感触が返ってきません。見た目に変化がなければ、電源が入っているか、ホーム画面に戻る操作ができるかを確認してください。
ただし、どの機種でも、ボタンの位置が以前より下がった、周囲のガラスが割れた、本体が変形した場合は、物理的な損傷として点検が必要です。見た目だけで内部の状態を判断しようとせず、変化が起きた時期や落下の有無を修理店へ伝えましょう。
iPhoneのホームボタンの陥没は自分で修理できる?
内部部品の変形や破損による陥没は、再起動やアプリの終了では直りません。自分で試すのは、明らかな破損がない場合のケース・汚れ・電源・動作の確認までにしましょう。
ケースやフィルムの干渉と、表面の汚れを確認する
ケースや保護フィルムがホームボタンにかぶっている場合は、取り外して状態を確認します。表面や周囲の汚れは、清潔で柔らかい、糸くずの出ない布で優しく拭き取ってください。
表面の掃除と、内部に入り込んだ異物の除去は別の作業です。掃除してもボタンが戻らない場合は、隙間をほじったり、洗浄液を流し込んだりせず、点検を相談しましょう。
見た目に変化がない場合は、電源と再起動を確認する
ボタンの位置が変わっておらず、反応や押した感触だけがなくなった場合は、一時的な動作不良も考えられます。電源が入っているかを確認し、画面を操作できる状態なら通常の再起動を試してください。
iPhone 6・7・8シリーズやiPhone SE(第2・第3世代)はサイドボタン、iPhone SE(第1世代)やiPhone 5シリーズはトップボタンを長押しし、電源オフのスライダを動かします。電源が切れるまで30秒ほど待ち、同じボタンをAppleロゴが表示されるまで長押しして起動します。
再起動後は、最初のロック解除にパスコードが必要です。ホームボタンが使えない場合は、先に次の章のAssistiveTouchで代用できるか確認してください。
画面も固まっている場合や、ボタンが反応しない場合の詳しい対処法は、iPhoneのホームボタンが反応しないときの原因・対処法をご覧ください。
押し戻す・引き上げる・分解する方法は避ける
陥没したボタンを強く押し続ける、針や爪で引き上げる、接着剤を使うといった方法は、ボタンや周囲の部品を傷めるおそれがあります。分解して位置を直そうとする前に、修理店で原因を確認してください。
ボタンのひび割れ、本体の変形、画面の浮き、水濡れ、異常な発熱がある場合は、動作確認や充電を続けず点検を相談しましょう。
ホームボタンが戻らないときはAssistiveTouchで代用する
画面や設定を操作できるなら、AssistiveTouch(アシスティブタッチ)でホームボタンの代わりを画面に表示できます。陥没を直す機能ではありませんが、修理までの間にボタンを押さずに操作する方法です。
- 【1】「設定」→「アクセシビリティ」→「タッチ」→「AssistiveTouch」を開きます。
- 【2】「AssistiveTouch」をオンにします。
- 【3】画面に表示された丸いボタンをタップし、「ホーム」を選びます。
iOS 12では、「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」→「AssistiveTouch」から設定します。音声でSiriを呼び出せる状態なら、「AssistiveTouchを有効にして」と頼む方法もあります。端末の状態や設定によっては、ロック解除が必要です。
AssistiveTouchではTouch IDの指紋認証を代用できません。また、画面が反応しない場合や電源が入らない場合は使えません。代用できるようになったら、大切なデータのバックアップも取っておきましょう。
ホームボタンの陥没で修理が必要な症状と費用の目安
実際にボタンが凹んだまま戻らない場合や、基本的な確認で改善しない場合は、点検・修理を相談してください。特に、次の症状は受付時に伝えると、状態の確認に役立ちます。
- ボタンが斜めに傾いている、位置が以前より下がっている。
- 落下や水濡れのあとから、ボタンが戻らなくなった。
- ホームボタンが反応しない、反応するときとしないときがある。
- ボタンや周囲のガラスが割れている。
カチカチ音だけでは、故障や異物の混入を断定できません。音・振動・感触の変化が中心の場合は、ホームボタンがカチカチ鳴る原因と対処法も参考にしてください。
修理費用は機種と故障箇所で変わる
修理は、AppleやApple正規サービスプロバイダ、民間の修理店に相談できます。対応可否と費用は機種・故障状態によって異なるため、作業前に見積もりを確認しましょう。
アイサポのホームボタン交換修理ページでは、次の料金が案内されています。以下は2026年10月確認時点の税込料金です。
| 機種 | 掲載料金(税込) |
|---|---|
| iPhone SE(第1世代) | 6,480円 |
| iPhone 6 | 7,480円 |
| iPhone 6s・6s Plus | 7,980円 |
iPhone SE(第2・第3世代)やiPhone 7・8シリーズに、この料金をそのまま当てはめることはできません。対応可否、修理方法、料金を事前に店舗へ確認してください。
Touch IDとデータへの影響も確認する
ホームボタンの交換方法によっては、Touch IDが使用できなくなる場合があります。ボタン操作の復旧と指紋認証の復旧は別に確認し、「修理後もTouch IDが使えるか」を依頼前に聞いてください。
データを残したい場合は、初期化や本体交換に同意する前に、その作業でデータがどうなるかを確認しましょう。バックアップがない場合は、受付時に「データを残して修理したい」と伝えることが大切です。
iPhoneのホームボタンの陥没についてよくある質問
陥没したボタンの直し方や、修理まで使えるか、データが消えるかについて、迷いやすい点をまとめます。
Q. 再起動すれば陥没したホームボタンは戻りますか?
内部部品の変形や破損でボタンの位置が下がっている場合、再起動では元に戻りません。一方、見た目に変化がなく、反応や振動だけがなくなった場合は、再起動で改善することがあります。
Q. 陥没したホームボタンをそのまま使っても大丈夫ですか?
AssistiveTouchで一時的に操作できる場合はありますが、陥没の原因が解消するわけではありません。ボタンへの圧力を避け、早めに点検を相談しましょう。画面の浮き、異常な発熱、水濡れなどがある場合は、使用や充電を続けないでください。
Q. ホームボタンが陥没するとデータは消えますか?
ホームボタンの不具合だけで、保存データが自動的に消えるわけではありません。ただし、修理方法や本体交換・初期化の有無によってデータへの影響は変わります。操作できるならバックアップを取り、できない場合はデータを残すことを優先したいと相談してください。
まとめ|ホームボタンの陥没は無理に戻さず、状態に合った対処を
iPhoneのホームボタンが陥没して戻らないときは、機種と見た目の変化を確認しましょう。実際に位置が下がっている場合は、無理に押したり引き上げたりせず点検を相談してください。押した感触だけがない場合は、ケース・汚れ・電源・再起動を確認できます。
画面を操作できるなら、AssistiveTouchで代用し、バックアップを取っておきましょう。修理前には、費用に加えて、Touch IDとデータへの影響も確認することが大切です。
ホームボタンの陥没や操作不良でお困りなら、iPhone修理アイサポへご相談ください。アイサポは、故障した部品を交換する「データそのまま」の修理に対応しています。機種と症状を確認し、修理の対応可否や費用をご案内します。重度の故障などでは対応が変わるため、データを残したい場合は受付時にお伝えください。
参考:Apple「ボタンが機能しない場合」(https://support.apple.com/ja-jp/102327)/Apple「iPhoneのモデルを識別する」(https://support.apple.com/ja-jp/108044)/Apple「AssistiveTouchを使う」(https://support.apple.com/ja-jp/111794)







